淡月ブレンド
淡月とは、薄くかすんだ月。朧月のことで、春の季語です。
朧月の短歌で「照りもせず曇りも果てぬ春の夜の朧月夜にしくものぞなき」
というのがあり、ここで使われている「しく」という言葉は、古文で「及ぶ」「匹敵する」を意味し、朧げな月の美しさに敵うものはないという現代語訳になるそうです。
そこで今回は、適うことのない美しさを持つ「淡月」をイメージしてブレンドしました。
ベースにしたのは、アラビカ種の母と言っても過言ではないモカコーヒー。モカというのは、イエメンにある港の名前です。なぜ母なるコーヒーと言われるかというと、大雑把に言えば、モカの苗木を世界中に植えていき、それぞれの地域でコーヒー豆が生産されるようになったからです。
味の特徴としては、華やかな酸味とミルキーなアフターテイスト。
満開の桜と、敵うことのない美しい月を想像しながら、是非召し上がり下さい。
豆 200g ¥1,944(税込) 購入する
ドリップバッグ 1杯用 ¥195(税込) 購入する
季節のブレンドとは
コーヒーは熱帯の植物です。当然季節の変化は、ほとんどはありません。しかし私たちが暮らす日本には四季があります。四季のないところで栽培されたコーヒーに、四季のある日本で身近に感じていただき、より楽しんでいただけたらとの思いから、1991年より四季折々のブレンドを2ケ月限定で提供しております。